4月なので特に深い意味もなく、タイトルを変えてみました。


by piccorina_k
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ:book( 14 )

『あなたのそばで』

a0045300_9295158.jpg野中柊の『あなたのそばで』を読みました。★★★
6つの恋模様で構成された連作短編集。主人公は高校生から人妻まで様々で1つ1つは独立した物語で、ある物語で脇役だった人物が別の物語では主役として登場します。街で偶然見かけただけの女性が次の物語の主役だった時は「あれ~?この人どこに出てきたっけ?」って思ってしまったほど。
野中さんの作品に出てくる美味しいお酒やご馳走の描写が大好きです。さらりと描かれている食事のシーンなどとても自然で決して主張し過ぎていないのに深く印象に残ります。
なにより、この本の装丁は松尾たいこさん。
松尾さんは江國香織さんや最近では角田光代さんなど本の装丁もたくさん手がけられています。ふんわりと優しいタッチで色使いがキレイ。みているとほんわか温かな気持ちになれるんですよね~とても素敵です。
[PR]
by piccorina_k | 2006-03-30 09:33 | book

『雪屋のロッスさん』

a0045300_09083.jpgいしいしんじの『雪屋のロッスさん』を読みました。★★★
いろんな職業を持つ、人やモノや動物達の30編の物語。
タイトルの“雪屋さん”をはじめ、サラリーマンから象使いや見張り番まで色んな職業が登場します。職業が“生ゴミ担当のポリバケツ”の青木青兵っていうのもある。(ちなみに、この青木青兵はかなりイイ仕事をする)
装丁がふんわり可愛くてつい手に取ってしまった1冊。優しい気持ちになる話もあれば哀しい話もあります。30編もあったから、毎日少しずつ読めばヨカッタ・・・勿体無いことをしてしまった。また時々思いついた時に少しずつ読み返してみることにします。
この本に出てくる色んな職業の登場人物はみんな自分の仕事に誇りを持っていて、世の中にはたくさんの仕事があるけれど、どれ1つとしてどうでもいい仕事なんてないんだなぁと実感。自分の仕事にもっと自信と愛着が持てるように明日も仕事ガンバルぞ!あ、明日1日働けばまた休みだ♪わーい♪
[PR]
by piccorina_k | 2006-03-19 23:58 | book

怒涛の伊坂ウィーク

a0045300_1815675.jpg
私の中で空前絶後の伊坂幸太郎旋風が吹き荒れていました。
売れっ子芸能人級の睡眠時間で一気読み。この際、速読法を習得すべきかどうか真剣に悩むところです。
以下、読んだ順・・・

More
[PR]
by piccorina_k | 2006-03-11 13:04 | book

『バスジャック』

a0045300_9215188.jpg三崎亜記の『バスジャック』を読みました。★★★★★
日常の中の非日常の世界を描いた7編の短編集。
“今、「バスジャック」がブームである” このフレーズだけで本を手にとるには充分過ぎるインパクト。
へ?何じゃそりゃ?バスジャックですか?「ヘンな世界」が当たり前の出来事のように淡々と書かれていて読み進めるうちにジワジワとくるなんとも言えないあやふやなこの感じ。ふむふむ、これがきっとシュールってやつなのだな。
“ご贔屓さん”に認定すべきか気になる存在だったので作者について調べてみたら・・・男性だったことに少々驚く。思い込みのなせるワザ。人を名前で判断しちゃいかんのだよ!って、性別は別にどーでもいいんだよっ!そんなとこに食い付いてどーする?どーすんのよ?アタシ?(ライフカード!つづく!・・・ウソ、つづかない)
[PR]
by piccorina_k | 2006-03-02 09:22 | book

『かもめ食堂』

a0045300_14151042.jpg群ようこの『かもめ食堂』を読みました。★★★★★
フィンランドのヘルシンキで日本人女性サチエが経営する小さな食堂「かもめ食堂」。お店の看板メニューは日本のソウルフード“おにぎり”ですがフィンランド人には全く人気がありません。そこに訳アリな女性、マサコとミドリがやってきてひょんなことから3人で食堂を切り盛りすることになります。
この小説は3月11日公開の映画『かもめ食堂』の為に群ようこさんが書き下ろしたもの。原作と知り映画を観る前に読むのはやめておこうと誓っていたのに、公開を待ちきれずあっさり解禁。ほんわかあったかい気分になれる1冊です。主演の3人(小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり)の顔が自然と浮かんできました。映画も観てみよう!ますます公開が楽しみ♪

朝、今大会初の金メダルにテンションが上がりきってしまい、鏡の前で荒川選手のイナバウアーを真似てみたところ背中がつりました。今も痛いです。“イナバウアーごっこ”にはご用心を!
[PR]
by piccorina_k | 2006-02-24 14:33 | book

『てのひらの迷路』

a0045300_11452412.jpg石田衣良の『てのひらの迷路』を読みました。★★
「ブクロ サイコー!」(←IWGP)の石田衣良が「新刊展望」で2年間連載していた24の掌編をまとめた短編集。
1つの作品は原稿用紙10枚程度なのですぐに読めちゃいます。作者自身がモデルとして描かれている半私小説など色んなジャンルの掌編が1冊にまとまってるので一気に読むより少しずつ読み進める方が楽しめると勝手に判断して1月1日から毎日1編ずつ寝る前に読みました。24日で読み終わるハズだったのに・・・あれ?あれれ?
なんといっても、この本の装幀は佐藤可士和さんなんですってよ!奥さん!!さすがサムライ!どうりで素敵だと思ったわ。私ってお目が高い。(←自画自賛)
それともう一つ・・・石田さんの本名は石平っていう苗字なんですってよ!
だからペンネームが石平→イシダイラ→石田衣良? バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!
[PR]
by piccorina_k | 2006-01-30 11:49 | book

『四つの嘘』

a0045300_18293339.jpg大石静の『四つの嘘』を読みました。★★★
女子高時代のクラスメート、満希子、美波、詩文、ネリ。物語はニューヨークで美波と外交官の河野がフェリー事故に巻き込まれる場面から始まります。2人は死亡。河野は彼女達が高校時代、当時の恋人だった美波から詩文が奪い取り結婚、そして離婚した男性でした。卒業以来接点のなかった3人が美波の死によって再び交わり、4人の女性達の過去と現在が交錯していきます。
今年の大河ドラマ『功名が辻』の脚本家 大石静が2004年7~12月産経新聞に連載した自身初の新聞小説。
女の人を大雑把かつ強引に4つのパターンに分けるならこれと思えるぐらい登場人物の4人は違った性格をしていて、女の人の内面がリアルに描かれています。でも、こんな濃いキャラはいそうでいない小説ならではのキャラクター。題名にもあるようにたくさんの嘘を重ねて彼女達は大人になっていきます。
ドロドロしてるのにスイスイ読めた、なぜだろう?心配していたほどドロドロなままラストを迎えなかったから?
[PR]
by piccorina_k | 2006-01-26 18:32 | book

『対岸の彼女』

a0045300_12552913.jpg角田光代の『対岸の彼女』を読みました。★★★★
主人公は2人の女性、小夜子と葵。境遇や性格の違う2人の間に「オンナの友情」は成り立つかどうか。葵の高校時代の回想と小夜子の日常が交錯する形でストーリーが進みます。仕事に理解を示さない夫、まだまだ手のかかる娘、専業主婦に疲れた小夜子は娘を保育園に預け、心機一転、葵の経営する旅行会社に再就職します。おおらかで明るく気さくな葵に心を開く小夜子ですが、葵にはある過去がありました・・・
132回直木賞受賞。『対岸の彼女』←すごく良いタイトル!既婚で子供もいる<勝ち組>の小夜子と独身でキャリアウーマンの<負け犬>葵。すべてにおいて自分とは異なる“対岸の”相手に対して互いに羨望を感じるけれど、実は2人とも心のどこかに満たされないものを抱えていて小夜子と葵どちらにも共感してしまいます。友達・友情の域を出て人を理解することの難しさや大切さが描かれています。
作品の中で小夜子は何度も自分に「何のために歳を重ねるのだろう」と問いかけていました。大人になって、社会に出て仕事をしてなんとか日々を過ごしているけれど、私の中にはまだまだ成長しきれていない部分がたくさん残っているような・・・反省。
ドラマや小説に出てくるほど、現実の人間関係は単純ではなくて、親しさが増すほど微妙で複雑なものなんですよねぇ~でも、そんなあやういバランスの上に本当の友情は成り立つのだと思います。
[PR]
by piccorina_k | 2006-01-22 12:58 | book

『王国その3』

a0045300_17301872.jpgよしもとばななの『王国その3』を読みました。★★
よしもとばななのワイフワークともいえる王国シリーズの第3作。主人公雫石の不倫相手である真一郎クンの離婚が成立し、新しい生活に向けて一緒に暮らす部屋を探し始める2人。そこに真一郎クンの今は亡き親友高橋君が造り上げた美しい庭とその庭を守る親友の義母が現れます。真一郎クンの心は美しい庭と魅力的な養母に傾き、彼の思いを見抜いた雫石は決断を迫られます。
今回の雫石は嫉妬したり落ち込んだり苦しい時期を乗り越えて自分にとって本当に必要なモノ、大切なモノを知り成長していきます。傷付いた心を癒す為に旅立った台湾のくだりを読むとまた強烈に台湾に行きたくなってきました!!台湾最高!
私は1作目が一番好き。おばあちゃんと一緒に暮らしていた山が雫石にとって最もふさわしい場所のような気がして、山を降りおばあちゃんとも離れて生活しているのがしっくりこない。でも、とりまく環境がどんどん変化していく中、どんな時でも彼女はゆるぎなくまっすぐで好感が持てます。このシリーズは全5作の予定だそうですが、雫石や彼女をとりまく人々の今後の展開が楽しみです。
[PR]
by piccorina_k | 2006-01-13 17:36 | book

『Q&A』

a0045300_0242375.jpg恩田陸の『Q&A』を読みました。★★
都内郊外のショッピングセンターで重大死傷事件が発生し、その原因を究明する為、当時の被害者や目撃者、あらゆる関係者達が召喚されるという問答形式でストーリーが展開していきます。様々な証言は食い違いながらも事件の謎は少しずつ解き明かされていきます。
『ユージニア』の時もそうでしたが、今回もまた読み始めるとグングン引き込まれて一気に読み進めてしまいました。でも、最後がなんとなく前回同様、不完全燃焼気味。
偶発的な出来事が複数のフロアで同時に発生し、ショッピングセンター内にいた人がパニックを起こして逃げ出したことで被害が大きくなってしまったと判明するのですが事故の原因は不明のまま。舞台が大型ショッピングセンターという身近な存在なだけに薄気味悪さが残りました。読み終えた後、しばらくは「うーむ」と黙ってしまうそんな感じです。小心者で影響されやすい私は当分ショッピングセンターへ行ってもエスカレーターには乗らず、非常口を常に確認してしまいそうです。
[PR]
by piccorina_k | 2005-12-21 00:28 | book