4月なので特に深い意味もなく、タイトルを変えてみました。


by piccorina_k
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『家守綺譚』

a0045300_19305786.jpg梨木香歩の『家守綺譚』を読みました。★★★★
100年前の物語。売れない物書きの主人公は亡くなった学生時代の親友の実家で家守として生活していて、手入れをしていない自然のままの庭には犬のゴローやあの世から親友も現れ、さまざまな交流がうまれます。

不思議な物語です。庭のサルスベリが主人公に恋をしたり、庭の池に河童が流れついてきたり、カワウソやタヌキ、小鬼まで登場します。そんなちょっとかわった不思議なものたちを主人公はごく自然に受け入れます。庭に生い茂る色々な木々にまつわるエピソードもどこかユーモラスでのんびりしています。犬のゴローはとても味のあるキャラクターで河童と仲良くなって主人公が嫉妬してしまうほどの人気者。彼らの住む世界では自然の持つ優しさや力強さが感じられ100年前はこういうのが当たり前だったのかなぁと羨ましくなります。今でも気付いていないだけで私達の生活のすぐ近くでは不思議なもう一つの世界が存在しているのかも。私も河童に会ってみたーい。
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by piccorina_k | 2005-12-06 19:35 | book